温暖化よりも思うこと
真っ先に思うことは
絵に描いた地球の将来ではなく
日々の暮らしをどうしてゆくか
敷かれたレールを外れられるか
呑み込まれずに 生き残れるか
 
西の空には埃が舞い立ち 東の海の盗賊のさばり
北風冷たく帰り道とざし
風の噂に生活奪われ 網の目の罠に情報すくわれ
何曜日かには 大砲撃たれて
 
その次に思うことは
正義の味方になることではなく
責めることよりも褒めること
やってみなければわからない苦労
たとえ少しでも 知ろうとすること
 
南風吹けば北に流されて
やがて身も心も凍えるはずが
後先構わず熱くなってる
仲間外れに遭いたくないから
好きでもないのにいいねにフォロワー
仮想の現実 つながって見える
 
そしてその次に思うことは
何のために生きるのかということ
社会のためにと力んでみても
何ができると言うのだろうか
自分一人でも 精一杯なのに
 
負けたくないし成功したいし
お金も欲しいし持てたいし だけど
何もできぬまま年老いていく
そしてそのときの心の支えに
せめて何かの役に立っていれば
救われるという それだけの話
 
矛盾だらけでも口では善人
本音を漏らせば攻撃目標
言葉のテロには 戸も立てられず
多様性ファシズム 価値観一元
性別国籍違いを認めず
性別国籍違いを認めず
性別国籍違いを認めず
性別国籍違いを認めず
机上の空論 言った者勝ち